輝きを見た日

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肌寒い秋風の吹く海岸を歩いたのは
思い出すのにも相当時間がかかるほど
遠い過去の記憶だった

しかし思い出されたものは記憶の一部分だけで
あとはどう辿ってみてもわからない
何も思い出せない空白が多くある

分かる部分だけを繋ぎ合わせた記憶は
思い出すほどに短いものになり
そのうち最後に残った瞬間だけが
記憶の一頁として刻まれる

あの時、こんな太陽にきらめく海を見ていたのだろうか
今となってはわからないが
確かに輝く海を見たかもしれないと
いや、見ていたに違いないと
記憶は改ざんされていくのだろう





この記事へのコメント

2010年11月11日 23:02
素敵な1枚ですね。

見とれてしまいました。

日の光が作る輝き、最高ですね。

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