2010年12月17日 落日の林 夕暮れ 詩 写真 冬の日はいつでも私の都合を待たずに暮れてしまう町の外れの林の中で今出て来た部屋に戻ろうかと立ち止まるしかし少し瞬きをしただけで辺りはすっかり暗くなる気が滅入るのは深い落ち葉を踏みしめているからか獣道を抜ける前に行く手を暗い闇に包まれてしまうからなのか獣道は次の町へと抜けられるわけもなく戻れない洞穴に落ちて行くだけなのだけれどあの部屋への帰り道も既に消えてしまっていると身に沁みて思うとき果たして涙などが溢れてくるものなのだろうか
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