テーマ:線路

線路の果て

西へ真っ直ぐ伸びる線路の 長い踏切を渡るとき 日の沈んだ空の色を見た
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

流れる景色

汽車は森を抜けて どこへ着くのだろうか 初めて見る景色に 胸は躍るのか 不安が募るのか 昔にとても不安な思いで 朝のバスに揺られたことがあった あれはいつのことだったか あと少し窓の外を眺めていたら 思い出すかもしれない
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

秋色の道

昔に古い城下町を旅したのは どの季節だったろうか あれは寒い風の吹く秋だったか 梅花が散る春のはじめだったか 目を瞑っていて あの頃が思い出されるのは 今の風があの時と とても似ているからだろう 今歩いている道は あの黒く重たい瓦屋根の町家など 見渡したところでどこにもありはしない …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

線路の向こう

いつか来た 引込み線の果てにある 駐留軍のゲート 線路伝いに続く鉄条網は あのとき永遠の別れを告げたあいつと 金網で指が千切れそうになるほどに 強く握り合った場所にある 横浜を出ていったあの船は 形すら忘れてしまったが 突堤の端まで追いかけた あのときの気持ちは 今でも昨日のように覚えている
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

京浜の青い空

この町に、空など無いと 言われた時があった 煤煙に覆われる鼠色の空と 煤けたコンクリートの塀に道路 汚泥と悪臭で見ることもできぬ川 スモッグと排ガスで息もできなかったあの頃 目を閉じるとついこの間のことのように 思い出すことができる 工場の動かない盆と正月にしか 澄んだ空など見られなかったのは …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

霞む街

夏草の茂る線路には キャナルの湿った風が 陽炎のようになって 向こうの町をぼんやり映す 真夏の暑さはいつまで続くのか 8月はあと一週間で終わるのか 夏は心の中では永遠を願い 涼しい風を感じた途端 片恋が破れたような 喪失感を味わうのだろうか
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

基地へ続く線路

運河を渡る線路は 古い木製の枕木と 海風に錆び付いたレイル いつからここを 列車が通らなくなったのか 鉄橋の響きを聞かなくなったか 雑草を揺らす亜硫酸の風でさえ もうとうに忘れてしまっただろう
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more