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紅葉の舗道

欅もプラタナスも 葉は枯れて枝だけになった町の通りで もみじの葉だけは赤く 最後の紅葉を見せていた
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風の吹く日

懐かしい町に降り立ってみると 薄汚れていたプレハブの駅も ゆがんだ錆びた柵のあった狭いバス停も すっかりどこかへ消えていた 綺麗になった新しいビルに囲まれた駅前は 昔よく歩いた道がどこであったのかさえ 探す手がかりも見当たらない かつて駅前の銀座通りと名乗った 小さな店の連なる道は 立て直されたか売…
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夜のR16

16号は桜木町 ここは東横線の古いガード下 真っ直ぐな道には人通りも無い 16号は真夜中で タクシーの群れが通り過ぎる 33キロ先まで行けば 海沿いのカーブを抜け 観音埼まで辿り着く 本牧岬で聞く波音と 観音埼の貝殻浜で聞く波音は どこが違うというのか それでも波の音を聞きに 16…
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駅に向かう道

駅に続く道のイチョウ並木で 今年はじめて、ぎんなんの落ちているのに気がついた 秋分の日より肌寒く 明日は更に涼しくなるのか 夏の日は来年まで来ないのか 町は秋の香りを涼しげな風に乗せ 目の下に転がる秋の気配に ふと足を止めてから それを乗り越えまた次の秋を探し歩む
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雨上がり

雨の流れた後の道は 滑ることに注意を取られ 俯いたように歩んでしまう そんな姿は傍から見ると 幸せを逃してばかりいる とても不運な人間と 捉えられてしまうだろうか 私は何も考えていない 考えていないのに 何を考えているのかと 訊ねられたりしてしまう そこではじめて 自分がどれだけの外見…
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繰り返す景色

何年か前のある日に ここを通った気がした それは明け方だったか 眩しい夏の日か 寒い冬の夕暮れか 貴方は、私がここを通ったことを 知る筈もないのだろう どんな思いを抱いて この道を帰っていったかなど 考えたこともないのだろう 離れたそばから 貴方の心には他のかがあって 変わる景色と…
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空のない道

振り返れば渋滞は果てまで続き 交差点では流れない車にまた赤信号が付く 見えるのは車から出る瓦斯の粒 それが道の上をぐるぐると渦を巻き 口に鼻に耳に目に入る ここは産業道路の分かれ道 隙間の空を見上げて 息を吸い込んでみても むせて咳き込みそうになるだけだった
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